名古屋駅の心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院がうつ病の治療,と薬の副作用への心配、いつまで服用するのかについて解説

地下鉄名古屋駅 徒歩1分

大人のためのメンタルクリニック

クリニックブログ

Hidamari Kokoro Clinic Hidamari Kokoro Clinic

うつ病の治療|薬の副作用への心配、いつまで服用するのか

精神療法 / お薬 / うつ病

公開日:2024.09.06更新日:2025.01.29

うつ病の治療とは

うつ病の治療といえば、薬物療法が一般的です。うつ病の治療で使われる薬(抗うつ薬)の副作用は、昔と比べて最近の新しいお薬では随分軽くなりました。とはいえ、精神科や心療内科がどんな科か分からないから、科へ不安を感じる方もいます。そういった不安から、うつ病の治療で薬を使うことに抵抗を感じる患者さんは少なくありません。

この記事では、精神科や心療内科で使われる薬への心配や、いつまで薬を服用するのかなどをテーマに説明します。

抗うつ薬の副作用への心配

「うつ病は心の風邪」と言われるようになってから、昔よりはうつ病は身近な病気になったと思います。とはいえ、自身に近しい関係にうつ病患者さんがいるという方ばかりでもありません。また、自分が抗うつ薬を飲むにあたり参考できる情報が分からず、副作用の心配をする患者さんも少なくありません。

時には、ご家族のほうが抗うつ薬による治療の心配や疑問を抱いていることもあると思います。それと同時に、ご家族同様に、ご自身も心のどこかでは同じ心配や疑問を抱いているということもよくあるものです。

なお副作用といっても、自分にとって困るものから、重大に心配しすぎる必要のないものまで様々です。例えば、抗うつ薬の副作用として眠気はよく見られるものです。とはいえ、休職中であればしっかり心身を休ませることは大切なことなので、結果として眠気は大きな問題になることは少ない場合があります。しかし、仕事をしながら抗うつ薬を服用するとなれば、話は別です。特に自動車の運転をする場合、事故につながる危険性があります。車の運転には携わらないなど、職務上配慮したほうがよい薬もあるため注意が必要で、職業や業務の内容などを医師に伝えたり、治療中であることを上司や産業医、産業看護師などに相談することも重要です。

名古屋駅から徒歩1分の心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院です

うつ病の治療方法

薬物療法

脳科学から、うつ病の原因は脳内の神経伝達物質セロトニンのバランスや調整に影響があるという考えがあります。セロトニンには心身を安定させ、安心や幸せな気持ちを感じさせる働きがあります。そのセロトニンが不足するため、うつ病になると非常に落ち込んだ気分になるのです。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬を用いた薬物療法を行うことで、落ち込んだ症状や意欲について整えることが可能となります。

薬物療法以外のうつ病の治療法には、精神療法があります。精神療法にも色々ありますが、認知行動療法や対人関係療法についてここでは説明をいたします。

認知行動療法

認知行動療法では、うつ病の患者さんに多く見られる否定的な考え方を中立的なものに変えるための介入が行われます。

対人関係療法

対人関係療法では、まず両親やパートナーなど患者さんにとって重要な相手との関係と自身の症状との関連を理解します。そして、相手と良好な関係を築くというゴールに向かって介入が行われます。薬物療法と精神療法それぞれ単独でも、うつ病への治療効果はありますが、この2つを併用することで、治療効果はさらに高くなります。

名古屋の心療内科,精神科,メンタルクリニック

いつまで薬を服用すればよいのか

医師から復職してもよいと言われたら、「薬はもう必要ない」と思われるかもしれません。しかし、復職できることはうつ病が治ったことを意味しません。復職可能という医師の診断は「働きながら治療を続けられる状態になった」ということを意味するものです。復職しても、しばらくは抗うつ薬による治療を続ける必要があります。

うつ病の患者さんには真面目な性格の方が多いため、復職直後につい無理をしてしまうということがよくあり、うつ病の症状が再燃するリスクが高い時期でもあります。そのため、無理をしない働き方に見直すことが大切です。また、足の悪い人が杖をついて歩くように、自分をサポートしてくれるものとして薬物療法を継続する方も大勢います。そして、徐々に社会生活や日常生活が、送れることを確認しながら、慎重に少しづつお薬を減量していくことを目指します。

薬を減らすことを焦ってしまう方もいらっしゃいますが、症状の寛解や生活が送れること、社会活動を続けられることも大切であり、そのための薬物治療と減薬の計画は大切でもあります。

ひだまりこころクリニック名駅エスカ院名古屋市栄の心療内科メンタルクリニックのひだまりこころクリニック栄院名古屋市金山の心療内科メンタルクリニックのひだまりこころクリニック金山院あま市の心療内科メンタルクリニック,精神科のひだまりこころクリニック名古屋駅の心療内科,精神科,メンタルクリニックのひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院