地下鉄名古屋駅 徒歩1分
大人のためのメンタルクリニック
クリニックブログ
Hidamari Kokoro Clinic
仕事を続けながらうつ病と上手に付き合う方法
対人関係 / 職場とメンタル / 非定型うつ病 / 生活習慣 / 心理面・思考 / うつ病
公開日:2025.02.24更新日:2025.03.02
うつ病と上手に付き合う方法
うつ病を抱えながら働くことは、大きな負担になることがあります。しかし、仕事を続けることが生活の安定や社会とのつながりを維持する手段にもなるため、「無理なく両立する方法」を見つけることも、体調に応じてですが大切です。
とはいえ、「会社に心配をかけたくない」「周りに迷惑をかけずに働きたい」と思う人も多いでしょう。そこで、本記事では、体調に応じて会社に過度な心配をかけずに、うつ病とうまく付き合いながら働くためのポイントを紹介します。
仕事量と負担を調整する
うつ病の症状があると、集中力が続かなかったり、疲れやすくなったりすることがあります。そのため、できるだけ仕事量を調整し、負担を軽減することが重要です。
調整のポイント
- 業務の優先順位を整理し、無理のない範囲で仕事を進める
- 可能であれば、上司と相談して業務量の調整を依頼する
- 残業を減らし、できるだけ決まった時間に退勤する
負担を軽くすることで、仕事のパフォーマンスを維持しやすくなり、結果的に体調の両立もしやすくなります。
休憩を適切に取る
うつ病の症状があると、無理をしてしまいがちですが、適度な休憩を取ることでエネルギーを回復し、効率的に働くことができます。
休憩の工夫
- 仕事の合間に5分〜10分の小休憩を挟む
- 昼休憩はしっかり取って、気分転換をする
- 深呼吸やストレッチを取り入れ、リラックスする時間を確保する
短い休憩を適切に取ることで、集中力が持続しやすくなります。
体調管理を徹底する
心と体は密接に関係しているため、体調管理をすることで、うつの症状を和らげることにつながります。
体調管理のポイント
- 睡眠をしっかり確保する(7時間以上が理想)
- 栄養バランスの良い食事を取る(特にビタミンB群やオメガ3脂肪酸がメンタルに良い影響を与える)
- 適度な運動を取り入れる(散歩やストレッチでもOK)
生活習慣から整えることで、心の負担を軽減できます。
会社との適切なコミュニケーションを取る
うつ病を抱えながら働く場合、どの程度周囲に伝えるかを考えることも重要です。無理に隠すと、かえって仕事の負担が大きくなることもあります。
会社への伝え方の例
- 信頼できる上司や人事担当者にだけ相談する(必要な範囲で情報を共有)
- 「体調が不安定な時があるが、業務に支障がないよう調整する」と伝える
- 診断書を活用し、必要に応じて配慮をお願いする(時短勤務、テレワークなど)
オープンにする必要はありませんが、適切に伝えておくことで、無理のない働き方がしやすくなります。
仕事以外の時間を大切にする
仕事だけにエネルギーを注ぐと、心のバランスを崩しやすくなります。仕事以外の時間を充実させることで、気持ちの安定につながります。
リフレッシュの工夫
- 趣味の時間を確保する(読書、音楽、散歩など)
- 仕事後はリラックスできる時間を作る(お風呂、アロマ、ストレッチなど)
- 家族や友人と過ごす時間を大切にする(無理のない範囲で交流を持つ)
プライベートの時間を充実させることで、仕事のストレスを軽減しやすくなります。
まとめ
仕事を続けながら、うつ病と付き合っていくためには、無理をしない工夫が必要です。
以下にまとめました
- 仕事量を調整し、無理のない範囲で働く
- 適度に休憩を取り、心身の負担を軽減する
- 生活習慣を整え、体調を管理する
- 会社と適切なコミュニケーションを取り、必要な配慮を得る
- 仕事以外の時間を大切にし、ストレスを和らげる
うつ病とうまく付き合うためには、「頑張りすぎないこと」が大切です。自分に合ったペースを見つけ、無理なく働ける環境を整えていきましょう。