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またぶり返した…? うつ病の再発を防ぐためにできること
再発 / 非定型うつ病 / 生活習慣 / 心理面・思考 / うつ病
公開日:2025.02.19更新日:2025.03.02
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うつ病の再発を防ぐためにできること
うつ病は一度回復したと思っても、再発してしまうことは実は珍しい事ではありません。
特に、回復の途中で無理をしてしまったり、ストレスが重なったりすると、再び症状が現れることがあります。では、どうすればうつ病の再発を防ぐことができるのでしょうか?
ここでは、再発を防ぐためにできる具体的な対策について考えていきます。
生活リズムを整える
睡眠や食事、運動など、規則正しい生活を送ることは、心の安定にとても重要です。特に、睡眠不足はストレスを増大させ、再発のリスクを高めます。毎日なるべく同じ時間に寝起きし、バランスの良い食事を心がけることが大切です。また、軽い運動を習慣にすることで、ストレス解消や気分の安定にもつながります。
ストレスを溜め込まない
うつ病の再発にはストレスが大きく関係しています。仕事や人間関係などでストレスを感じたときは、早めに対処することが大切です。例えば、信頼できる人に話を聞いてもらったり、リラックスできる趣味の時間を持ったり、運動や歌を歌うなど自分がストレスを発散するための術を持っておくことで、ストレスを軽減することができます。
ストレスを強く感じた時こそ、適度な休みと頑張りの適切なバランスを意識しましょう。
「調子がいいから大丈夫」と思いすぎない
回復期には、「もう治ったから大丈夫」と思い、急に活動量を増やしてしまうことがあります。しかし、完治したと思っても、心の回復には実は時間がかかるものでもあります。
調子が良い日が続いても、無理をせず、ゆっくりとしたペースを守りながら少しづつ整えていくことが大切です。回復期こそ、じっくり焦らず、自分のペースで積み上げていけるよう過ごせることも重要です。
再発のサインを見逃さない
うつ病が再発しそうなときには、いくつかのサインが現れることがあります。例えば、「眠れない日が続く」「何をしても楽しく感じられない」「気分が沈んで動けない」といった症状の兆候が出てきたら、無理をせず早めに休息をとることが重要です。もし気になる症状が続く場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
治療を継続する
うつ病は、回復してきたからといって、すぐに治療をやめると再発のリスクが高まります。特に、抗うつ薬には良い状態を維持する効果があるので、一定期間少量で継続することも大切です。お薬を服用している場合は、自己判断で薬をやめず、医師に相談しながら継続することが大切です。
まとめ
うつ病の再発を防ぐためには、無理をせず、自分のペースで生活を整えることが大切です。ストレスを溜め込まない工夫をしたり、再発のサインに気づいたら早めに対処することで、症状の悪化を防ぐことができます。また、良くなったらと感じて治療を自己中断してしまうと再発のリスクが高まってしまいます。
一人で抱え込まず、医師や周囲のサポートを活用しながら、自分に合った治療のペースを大切にし、心の健康を守っていきましょう。