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音楽療法のススメ|どんな音楽がメンタルにいい?
音楽とメンタルヘルス / メンタルケア / 心理面・思考
公開日:2025.03.01更新日:2025.03.01
どんな音楽がメンタルにいい?
音楽は私たちの心に深く影響を与える力を持っています。嬉しいときに明るい曲を聴けば気分が高まり、悲しいときに静かなメロディーを聴けば癒されることもあります。
実際に、音楽療法はメンタルヘルスの回復や向上に役立つとされ、多くの医療機関や施設で活用されています。本記事では、どんな音楽がメンタルに良い影響を与えるのかを解説します。
リラックスしたいときの音楽
ストレスや不安を和らげたいときには、穏やかでテンポの遅い音楽が効果的です。具体的には以下のような音楽がおすすめです。
- クラシック音楽(特にモーツァルトやドビュッシー)
- アンビエントミュージック(環境音を取り入れた穏やかなサウンド)
- ヒーリングミュージック(自然の音や静かなメロディーが特徴)
- ローファイ・ヒップホップ(ゆったりしたビートと心地よいメロディー)
これらの音楽は、副交感神経を刺激し、リラックス効果をもたらすといわれています。特に、就寝前や瞑想時に聴くことで心が落ち着きやすくなります。
気分を明るくしたいときの音楽
気分が落ち込んでいるときや元気を出したいときには、アップテンポでポジティブな音楽が効果的です。例えば:
- ポップミュージック(明るくキャッチーなメロディー)
- ジャズやボサノバ(軽快でおしゃれなリズム)
- アップビートなクラシック曲(ベートーヴェンの「交響曲第7番」など)
- 好きなアーティストの楽曲(心が弾むような曲)
研究によると、明るい音楽を聴くと脳内でドーパミンが分泌され、幸福感が増すとされています。気分転換したいときにぜひ試してみてください。
集中力を高めたいときの音楽
仕事や勉強に集中したいときには、歌詞がない、もしくは繰り返しの多いリズムの音楽が効果的です。おすすめは:
- バロック音楽(特にバッハやヴィヴァルディ)
- 電子音楽(チルアウト系)
- 自然音(雨音や波の音)
- ローファイ・ミュージック
特にバロック音楽は、適度なリズムと繰り返しのパターンが脳の働きを活性化し、集中力を高める効果があるとされています。
感情を解放したいときの音楽
時には涙を流したり、怒りを発散することで心が軽くなることもあります。そんなときには自分の心の感情を表現してくれるような音楽も一つの手です。
- エモーショナルなバラード曲
- 映画のサウンドトラック
- ロックやメタル(感情を爆発させたいとき)
感情を押し殺さずに、音楽を通じて解放することも心の健康には重要です。
まとめ
音楽は私たちの心を癒し、気分を調整する素晴らしいツールです。自分の気分や目的に合わせて音楽を選ぶことで、メンタルヘルスをより良い方向へ導くことができます。ぜひ、自分に合った音楽を見つけ、日常生活に取り入れてみてください。