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運動がうつ病にいいって本当?簡単にできる運動習慣のコツ
運動とメンタルヘルス / 非定型うつ病 / 生活習慣 / うつ病
公開日:2025.02.18更新日:2025.04.15
簡単にできる運動習慣のコツ
「運動がうつ病に良い」と聞いたことがある方も多いかもしれません。しかし、実際にやろうと思っても、「やる気が出ない」「続かない」と感じることもあるかもしれません。
ここでは、運動がうつ病の回復に役立つ理由や、無理なく取り入れるコツについて紹介します。
なぜ運動がうつ病に効果的なのか?
運動をすると、脳内で「セロトニン」や「ドーパミン」などの神経伝達物質が分泌され、気分を安定させる働きがあります。また、軽い運動を習慣にすることで生活リズムが整い、睡眠の質が向上しやすくなるのもメリットの一つです。
さらに、運動にはストレスを軽減する効果もあります。体を動かすことで緊張がほぐれ、心身がリラックスしやすくなります。そのため、無理のない範囲で運動を取り入れることが、うつ病の回復を助けることにつながるのです。
まずは簡単に始められる運動から
運動といっても、ジムに通ったり、本格的なトレーニングをする必要はありません。まずは、日常生活の中でできる簡単な運動から始めてみましょう。
1. 散歩をする
外に出て少し歩くだけでも、気分転換になります。無理に長距離を歩く必要はなく、5~10分程度でも十分なのです。
2. ストレッチや軽い体操をする
朝起きたときや寝る前に、簡単なストレッチをするのも効果的です。血流が良くなり、気分がすっきりします。
3. 家事や掃除を意識的に行う
洗濯や掃除などの家事も、軽い運動になります。できる範囲で体を動かす習慣をつけると、気持ちが前向きになりやすくなります。
無理せず続けることが大切
運動は「やらなきゃ」「結果を出すぞ」と思うと負担になってしまうこともあります。最初は気が向いたときに少し体を動かす程度でも大丈夫です。大切なのは、できる範囲で無理なく続けることです。
気分がすぐれないときは、無理に頑張らず、少し休んでも大丈夫です。調子の良い日に少し体を動かしてみることから始めてみましょう。
野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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