地下鉄名古屋駅 徒歩1分
大人のためのメンタルクリニック
クリニックブログ
Hidamari Kokoro Clinic
入浴するのがしんどい… お風呂に入れない日の対処法
非定型うつ病 / 生活習慣 / 心理面・思考 / うつ病
公開日:2025.02.20更新日:2025.03.02
[ Index ]
入浴するのがしんどいと感じる時
うつ病の症状が強いときや、疲れがたまっているとき、「お風呂に入りたいけど、どうしても入れない」と感じることはありませんか?「汚れが気になる」「本当は入りたいのに動けない」と葛藤し、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、うつ病で体がなかなか動かない、入浴が負担に感じるときは、無理をする必要はありません。 この記事では、お風呂に入れない日に試したい対処法をご紹介します。
「入浴=湯船につかる」以外の選択肢を持つ
お風呂に入るといっても、必ずしも毎回湯船につかる必要はありません。 負担を減らすために、以下のような方法を取り入れてみるのも一つの手です。
シャワーだけで済ませる
お湯につかるのが面倒な日は、シャワーだけ浴びるのもOKです。座れるタイプのシャワーチェアを使うと、少し楽に感じるかもしれません。
洗面所で顔や首、手を洗う
入浴が難しいときでも、顔や首まわり、手足を洗うだけでも気分がスッキリします。 お湯で濡らしたタオルを使うと、さらにサッパリ感を得られます。
ドライシャンプーを活用する
髪がベタついて気になるときは、ドライシャンプーを使うのもおすすめです。スプレータイプやシートタイプなど、手軽に使えるものが多く販売されています。
「お風呂に入らなきゃ」と思いすぎない
うつ病のときは、ちょっとしたことでも負担に感じやすいものです。「入らなきゃいけない」と思うほど、気持ちが重くなってしまうことも。
そんなときは、「今日は入れなくても大丈夫」と自分を許してあげることも大切です。数日間入れなくても、健康に大きな影響が出るわけではありません。むしろ、心身を休めることが優先すべき時期があるということも大切です。
「お風呂に入るハードルを下げる」工夫をする
お風呂がしんどいと感じる理由の一つに、「準備や後片付けが面倒」「湯冷めがつらい」 などの負担があります。これを軽減することで、少しだけ楽にお風呂に入れることもあります。
試したい工夫
- 着替えをすぐ手に取れる場所に置く(動く負担を減らす)
- 浴室を暖かくしておく(冬場の湯冷め対策)
- お気に入りの入浴剤や香りを使う(気分を上げる)
- 「5分だけシャワーを浴びる」と決める(時間のハードルを下げる)
「全部ちゃんとやらなきゃ」と思うのではなく、できる範囲で少しずつ取り組むことが大切です。
それでもしんどいときは、無理しない
どんなに工夫しても、「どうしても今日は無理…」と思う日もあります。そんなときは、無理せず休むことが最優先です。
「お風呂に入れない=怠けている」ではない
うつ病のときは、心も体もエネルギー不足になっています。お風呂に入れない日があっても、自分を責める必要はありません。「今日は休む日」と割り切り、翌日以降の調子が戻ったときに入ればOKです。
まとめ:自分に合った方法で無理なく過ごそう
お風呂に入れない日があるのは、決して珍しいことではありません。大切なのは、「入らなきゃ」と無理をしすぎず、自分に合った方法で、療養すべき時には専念して、気持ちを楽にすることです。
- シャワーやドライシャンプーなど、負担の少ない方法を試す
- 「今日は入らなくてもいい」と、自分を責めない
- お風呂に入るハードルを下げる工夫をする
- どうしても無理な日は、休むことを優先する
無理なく、自分のペースで、少しずつ過ごしていきましょう。