動けない自分がつらい… そんなときにできる小さな一歩

動けない自分がつらいとき

うつ病になると、「何もできない自分」に対して強い自己嫌悪を感じることがあります。そして「動かなきゃ」と思えば思うほど、心も体も重くなり、余計に動けなくなってしまうことも。しかし、そんなときこそ、小さな一歩から始めてみませんか？

なぜ動けなくなるのか？

うつ病の影響で、脳のエネルギーが不足し、意欲をコントロールする力が低下します。そのため、頭では「動かなきゃ」と思っていても、体がついてこないのです。また、自己否定が強くなると、「こんな自分が何をしても無駄」と考えてしまい、さらに行動を起こしづらくなってしまいます。

動けないときに試したい小さな一歩

「最小限の目標」を決める

いきなり「頑張る」のではなく、「ベッドから起きる」「顔を洗う」など、小さな目標を一つだけ決めてみましょう。それができたら「今日はそれでOK」と認めることも、一つひとつの成功体験の積み重ねにも繋がりとても大切です。

5分だけ動いてみる

「何かを始めるのがしんどい…」というときは、「とりあえず5分だけやってみる」と考えてみてください。散歩でも、ストレッチでも、読書でも構いません。5分だけでも動けたら、それは大きな一歩です。

自分を責める言葉をやめる

「なんでこんなにダメなんだろう…」と考えてしまうかもしれませんが、それはメンタルの不調や病気が大きく影響してしまっています。自分を責めるより、「今は休むとき」と受け入れることが、回復のためには重要です。

誰かとつながる

家族や友人に「今日は調子が悪いけど、少し話せるかも」と伝えてみるだけでも、気持ちが軽くなることがあります。SNSやオンラインコミュニティで、同じ経験をした人の言葉に触れるのも良い方法です。

まとめ

うつ病で動けなくなるのは、決して「怠け」ではなく、病気の症状の一つです。大切なのは、「できない自分を責めすぎないこと」と「小さな一歩を積み重ねること」です。無理のない範囲で、できることを少しずつ試してみましょう。