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うつ病と相性のいい趣味ランキング|心を癒すアクティビティとは
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公開日:2025.02.23更新日:2025.04.15
[ Index ]
心を癒すアクティビティとは
うつ病の回復期には、無理のない範囲でできる「心を癒す趣味」を見つけることも、自分と上手く向き合うためにもとても大切です。また趣味など何かに集中する時間があると、不安やネガティブな思考から離れやすくなります。
今回は、うつ病と相性のいい趣味をランキング形式で紹介します。
1位:散歩(ウォーキング)
気軽にできる!心と体のリフレッシュに最適
外の空気を吸いながら歩くことで、適度な運動になり、セロトニン(幸福ホルモン)が分泌されやすくなります。特に、自然の中を歩く「森林浴」は、心を落ち着ける効果があると言われています。
ポイント
- 「○分歩こう」と決めずに、気が向いたら外に出てみる
- 人混みを避けて、静かな道や公園を選ぶ
- 好きな音楽やポッドキャストを聴きながら歩くのも◎
2位:読書
自分のペースでできて、気分転換になる
小説やエッセイ、漫画など、自分が興味を持てるものを読むことで、現実の不安から少し離れることができます。特に、自己啓発書やうつ病経験者のエッセイは、「自分だけじゃないんだ」と感じられて心が軽くなることも。
但し、うつ病の回復期は、他人と自分を比べすぎて、自分を卑下してしまうことには注意が必要です
ポイント
- 読めそうなページ数だけ読む(無理して全部読まなくてOK)
- 文字を読むのがつらいときは、オーディオブックを活用する
- 絵本やイラストが多めの本から始めるのも◎
3位:音楽を聴く
好きな音楽で気分を整える
音楽は気分をコントロールしやすいツールの一つです。リラックスしたいときは落ち着いた曲、元気を出したいときは明るい曲を選ぶと、自然と気分も変わりやすくなります。
ポイント
- 「癒しの音楽」や「自然音」を流してリラックスする
- 歌詞がストレートに響くときは、インストゥルメンタルやクラシックを試す
- しんどいときは、音楽をかけるだけでOK(何もしなくても大丈夫!)
4位:お絵描き・ぬり絵
創作活動で気分を発散
絵を描いたり、塗り絵をすることで、頭を空っぽにしてリラックスできます。うつ病のときは言葉にするのが難しいこともあるので、気持ちを絵で表現するのも一つの手です。
ポイント
- 画材にこだわらず、ペンや色鉛筆で自由に描く
- 「上手く描こう」と思わず、気ままに色を塗る
- 大人向けの塗り絵ブックを活用すると手軽に楽しめる
5位:ゲーム
気軽に楽しめる&達成感を得られる
ゲームはうつ病のときでも取り組みやすい趣味の一つ。特に、ストーリー性のあるRPGや、ゆったり遊べるスローライフ系のゲームは、気分転換にピッタリです。
ポイント
- 「のんびりプレイできるゲーム」を選ぶ(癒し系やシミュレーション系など)
- クリアを目指さず、少し遊ぶだけでもOK
- 他人と比較せず、自分のペースで楽しむ
6位:ガーデニング・観葉植物のお世話
ゆっくりとした時間を楽しめる
植物を育てることで「小さな達成感」を感じられます。また、自然と触れ合うことは、リラックス効果が高いとされています。
ポイント
- 手軽に育てられる観葉植物から始める
- 水やりだけでもOK(無理に世話を頑張らなくて大丈夫)
- 眺めるだけでも癒し効果がある
7位:料理・お菓子作り
何かを作ることで気分転換になる
簡単な料理でも「自分で作った」という達成感が得られます。無理に凝ったものを作らず、楽しめる範囲でやるのがポイント。
ポイント
- レトルトや簡単な料理からスタート
- 作る工程を楽しむ(失敗してもOK!)
- YouTubeのレシピ動画を見ながら気軽にチャレンジ
8位:日記・ブログを書く
気持ちを整理できる
日記やブログを書くことで、自分の気持ちを客観的に見つめることができます。特に「感謝日記(今日良かったことを3つ書く)」は、ポジティブな視点を持ちやすくなると言われています。
ポイント
- 1行だけでもOK(無理に長く書かなくて大丈夫)
- 「誰かに読ませるもの」と考えず、自分のために書く
- 手書きでも、スマホのメモでもOK
まとめ
うつ病のときは「何かしなきゃ」と焦るより、「できそうなことを少しやる」くらいの気持ちでOKです。
また注意したいのは、どんどんとスキルアップすることを強く求めるよりも、楽しむ・体調に応じて継続できることを重視してみてはいかがでしょうか?
また、他者と評価し合ったり、比較しすぎてしまいやすいものは、自分の気持ちや否定的な考えに波が出やすいうつ病の回復期には、注意が必要です。
おすすめ趣味をまとめました
- 散歩(ウォーキング)
- 読書
- 音楽を聴く
- お絵描き・ぬり絵
- ゲーム
- ガーデニング
- 料理・お菓子作り
- 日記・ブログを書く
「今日は何もできなかった…」と思う日があっても大丈夫。少しずつ、自分に合った趣味を見つけて、無理なく楽しめる時間を増やしていきましょう!
野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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