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「人と会うのがつらい…」うつ病の時に無理しなくていい対人関係
対人関係 / 非定型うつ病 / 心理面・思考 / うつ病
公開日:2025.02.17更新日:2025.02.17
うつ病の時に無理しなくていい対人関係とは?
うつ病になると、今まで普通にできていたことがつらく感じることがあります。その中でも「人と会うこと」が負担になる人は多いでしょう。
「話す気力が湧かない」「相手に気を使うのがしんどい」「うまく会話できる自信がない」 など、理由はさまざまです。そんなときは、無理に頑張ろうとせず、自分の体調面を大切にすることを最優先にしましょう。
① 無理に会わなくてもいい
うつ病で体調が悪いときは、人と会うことが、むしろ大きなストレスになることがあります。そんなときは、無理をしてまで約束を守ろうとしたり、相手に合わせて振舞おうとしなくても大丈夫です。
「今は体調がよくないので、また落ち着いたら連絡するね」と伝え、そっと距離を置くこともメンタルの不調時には必要です。
② 「連絡の負担」を減らす工夫を
電話やLINEの返信さえも億劫に感じることがあります。文章から読み取れる意図を推測したり、相手を配慮した文章を作ってたり、気を遣ったり負担や配慮が必要なやり取りはメールやラインでもとても大きいものです。
その場合は、一時的にスマホの通知をオフにする、既読をつけずにメッセージだけ確認する など、自分がラクに過ごせる工夫をしてみましょう。「返信が遅れるかもしれないけど、元気になったら返すね」と伝えておくと、相手も安心しやすくなります。
③ どうしても話す必要がある時は「短時間+気を使わない相手」を選ぶ
仕事の関係や家族との付き合いで、どうしても避けられない場合は、できるだけ短時間で切り上げるようにするのがポイント です。また、話していて安心できる相手を選ぶのも大切です。「何も話さなくてもいいよ」「ただ一緒にいるだけでいいよ」と言ってくれる人なら、気負わずにいられるでしょう。
④ 自分のペースを大切にする
「人と会わなきゃ」と無理をしてしまうと、余計に疲れてしまいます。今は一人の時間が必要だと思ったら、遠慮せず距離を取っても大丈夫 です。また、うつ病の治療も時間と共に、だんだんと意欲や気力が少しづつ回復してくることもあります。心のエネルギーが少しずつ回復してくると、「この人となら会ってもいいかも」と思える瞬間が訪れるかもしれません。
うつ病でつらい時には、人間関係にも「頑張らない選択」をすることが大切です。無理せず、自分の気持ちを優先して過ごしましょう。