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自律神経失調症

自律神経失調症

公開日: 2025.01.22 更新日:2025.01.22

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、身体の自律神経の働きが乱れることによって、さまざまな身体的・精神的な不調が生じる状態です。

自律神経とは

自律神経は、心拍数、呼吸、消化、体温調整など、私たちが意識的に操作しない体の機能を調整しています。これらの機能は、交感神経と副交感神経という2つの神経の相互作用によってバランスを取っています。

自律神経失調症の原因とは

自律神経失調症を引き起こす主な原因には、ストレス、過度の疲労、不規則な生活、食生活の乱れ、睡眠不足、環境の変化などがあります。

これらの要因によって、自律神経の調整機能が崩れ、さまざまな不調が現れることがあります。

自律神経失調症の症状とは

代表的な症状

自律神経失調症に見られる症状は以下の通りです:

  • 身体的な症状
    • 頭痛やふらつき
    • 動悸や息苦しさ
    • 消化不良や便秘、下痢
    • 手足の冷えやしびれ
    • 体温の不安定(寒気や熱さを感じやすい)
  • 精神的な症状
    • 不安や焦り
    • イライラ感や抑うつ
    • 睡眠の乱れ(寝つきが悪い、寝過ぎる)

自律神経失調症の治療や対処法とは

診断と対処法

自律神経失調症の診断には専門の医師による評価が重要です。診断には、症状の聴取や身体検査、血液検査、心電図などが行われることがあります。特効薬はなく、治療は生活習慣の見直しやストレスの軽減、リラクゼーション法を取り入れることが中心となります。

  • 生活習慣の改善
    • 規則正しい生活を心がける
    • バランスの取れた食事を摂る
    • 十分な睡眠を確保する
  • リラックス法
    • 深呼吸や瞑想を試みる
    • ヨガや軽い運動を取り入れる
    • ストレスの軽減方法を学ぶ
  • 薬物療法
    • 必要に応じて、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることもあります。

さいごに

自律神経失調症の改善には、焦らずに生活リズムを整え、リラックスする時間を作ることも重要です。自律神経失調症かもと思った時には、一人で悩みすぎず、専門家のアドバイスや診療を受けたり、少しずつ症状を改善していくための、ストレスや生活面への配慮がとても大切です。

よくあるご質問

FAQ

自律神経失調症って気づいたら何科にかかったらよいのでしょうか?

自律神経失調症では心の不調を伴うことも多く、心療内科・精神科などでも診療・治療を行っております。

ですが、自律神経失調症とは、内臓や脳などに器質的な病気・病巣が調べても認められないことが前提となりますので、当院でも診察時の患者様の症状やご様子によっては、内科や耳鼻科などの受診も併せてお願いさせていただく場合もあります。

医師の診察に基づいてしっかりと判断をさせて頂いておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

内科の検査では何も異常はないと言われました。それでも症状は出るのですか?

自律神経とは体のあらゆる場所や臓器の、”活動”や”リラックス=休息”のバランスを整える神経で、その交感神経や副交感神経はいわば「アクセル」と「ブレーキ」の調整役割を担っているのです。

「アクセル」と「ブレーキ」そのものが全く動かなくなったような特別な神経疾患の事を指すのではありません。自律神経失調症とは、体や心の神経が日々、「アクセル」が踏みすぎる時があったり、「ブレーキ」が効きすぎたりしてしまう時もあるために、その結果として体や心の症状が出やすくなる、日々を過ごす上で不調を感じたりしてしまう状態になることを指すのです。

自律神経失調症の原因は何でしょうか?

自律神経失調症は多くはストレスや生活習慣の乱れやホルモンの変化・環境の変化など原因は様々です。

それをストレスと感覚では思っていない程度のストレスと感じることもあれば、体に症状が出やすいという方もいらっしゃいますし、もともと虚弱体質の方だとより強く出やすいなど、様々な要因が絡んで出現しやすく、そして患者によって様々な症状となるのです。

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