うつ病の初期症状｜10個のチェックリスト

うつ病は複数の症状が関連する疾患です

うつ病とは、実は決して珍しい病気ではなく、抑うつ気分以外にも、実は様々な症状が複数存在するのが、うつ病の特徴でもあります。

このブログではうつ病の初期症状について解説をいたします。

うつ病の初期症状｜10つのチェックリスト

うつ病の診断には、抑うつ気分以外にも、様々な症状が合わさっていることがあることは先にも、解説をいたしました。

ここではうつ病の初期症状について10つを紹介をいたします。もし1つでも当てはまる方がいらっしゃいましたら、うつ病の初期症状の可能性があります。

症状が1~2週間程度継続している場合には、早めに心療内科、精神科、メンタルクリニックなどの医療機関へご相談をされることをお勧めいたします。

うつ病の初期症状：メンタルの変化

• 楽しめなくなる、楽しいと思う事が減った
• 何もしても空虚感がある、むなしい
• ふとした瞬間に、涙が出てしまう
• 自信が低下し、自己へ悲観的になる
• 落ち着きがなく、焦りがある
• 集中力が欠け、決定したり、物事を整理できなくなる

うつ病の初期症状：身体面の変化

• 食事療法をしていないのに体重に変化がある
• 不眠・眠れない
• 疲れが取れない、疲労感が強い
• 疲れて座り込んでしまうと、気力がなくなかなか立ち上がれない

意外と知られていない、日常生活とストレス

うつ病のこれらの初期症状や、うつ病の兆候というのは、ある日突然に何の前触れもなく急に訪れるのではなく、「ストレスや日常生活に関連して出現することも少なくない」という事には注意が必要です。

つまり、これらの不調のきっかけやうつ病の初期症状は、お仕事や人間関係などのストレス・不調をきっかけに出現し始めていることもあるのです。最初は些細なきっかけなように見えて、少しづつうつ病の症状へと進行していくこともあるので、もし上記のチェックリストにひとつでも当てはまる方は、生活状況やお仕事、人間関係でのストレスなどとの関連を見直して見ることはとても大切でもあります。

最後に

今回は、うつ病の初期症状について解説をいたしました。うつ病は抑うつ症状だけではなく、複数の症状が併存する疾患でもあります。今回は、特にうつ病の初期症状として、見られやすい症状について10つのチェックリストとして紹介をいたしました。

ひとつでも当てはまる方、初期症状が継続する方は、自己判断なさらずお早めに心療内科､精神科、メンタルクリニックなどの医療機関までご相談されることをお勧めいたします

野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など